炎の七番勝負で公開の「藤井ノート」にみる藤井聡太四段の子供時代の将棋勉強法

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藤井四段の子供時代のノートを使った将棋勉強についての記事です。この記事は藤井四段がデビュー後の連勝記録を伸ばし続けていた時期に書かれたため、冒頭のあいさつ文がつい長くなってしまっています。本文を早く読みたい方のために、目次を先に表示するように工夫しました。目次のリンクを活用して、お好きなところからお読みいただければ幸いです^^

 

 

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ごあいさつ(2017年6月12日執筆)

皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

 

藤井四段は現在25連勝中で歴代2位の連勝記録を達成し、いよいよ凄いことになってきましたね。

 

竜王戦挑戦者決定トーナメント(本戦)への出場を決めたあたりから、最年少でのタイトル獲得も十分にありそうな気がして、末恐ろしいと感じていました。

 

個人的には、そのトーナメントで増田四段との再戦が早くも実現するのが、非常に楽しみです。

 

それから、NHK杯トーナメントでは、千田六段に勝利した藤井四段の次の相手は、永世名人資格保持者の森内俊之九段とのことで、大物との対戦ですね。

 

すべての棋戦については中々チェックしきれていないのですが、今挙げた2戦だけでも、要チェックだと思いますし、楽しみです!

 

また、このごろは少し放送頻度が減ってきた印象のあるAbemaTVの「炎の七番勝負」ですが、まだ再放送をやっているようです。
結果がすでに分かっているので気楽に観られますし、放送時間に都合がつく方は少し観てみるのも楽しいかもしれませんよ^^
さて、今回の記事では、また「炎の七番勝負」を振り返ってみます。
今回のテーマは、「将棋の勉強法」です。

 

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永田実アナウンサーが命名(?)の「藤井ノート」とは?

 

 
「炎の七番勝負」では、藤井聡太四段と実績ある先輩棋士たちとの白熱した将棋の対局が放送され、大盤を使った解説も熱心に行われていましたね。

 

 

プロの将棋の対局は、勝負どころを迎えると進行がゆっくりになります。
一手でも間違えたらあっという間に負けてしまうので、じっくり時間をかけて次の一手を決めななければならないためです。

 

そういった将棋の対局自体の専門的な解説の合間に、藤井四段や対戦相手の棋士についての、解説や聞き手のもっている印象やエピソードについての話が出てきて、それも「七番勝負」の大きな見どころの一つでしたね。

 

 

そして、毎回の「七番勝負」において、専門的な将棋の解説の合間に、解説と聞き手だけでなく、我らが将棋好きアナウンサー・永田実さんの出番もあることも忘れてはいけません^^

 

前に、永田アナウンサーがフリップをもって登場し、炎の七番勝負が如何に注目に値するかを分かりやすく説明してくれていることを、このブログでも書きました。

実は、永田さんが持って登場するものは、説明用のフリップだけではありません。
永田アナは、藤井四段が少年時代に、将棋の勉強のために使っていたノートをもって登場することもあります。

 

今回は、この「藤井ノート」についてまとめてみます。

 

 

ちなみにこの「藤井ノート」という呼び方は、確か永田アナウンサーが番組放送時に、使っておられたので、永田さんの命名であると思います。

 

「菅井ノート」という将棋の書籍があるのですが、響きが似ていますね(笑)。

「藤井ノート」の由来は「菅井ノート」なのでしょうか?

由来はともかく、「藤井ノート」というのは、呼びやすくていいネーミングですね^^

 

将棋の格言などを、幼き日の藤井聡太少年に代わりお母さまが代筆

 

さて、藤井四段の子供時代の将棋勉強用のノート、ということでしたが、皆さんいかが思われますか?
私は、将棋の勉強をノートを使ってするという発想自体がなかったので、今改めて冷静になってみると、凄いな、と素直に思います(笑)。
以前ご紹介した、A級棋士の深浦康市先生は子供時代に、チラシを使って将棋の勉強の計画を立てていて、プロになってからは、大人っぽく(?)手帳を使っておられるとのことでした。
藤井四段の場合は、子供時代から大学ノートを使用していたとのことで、とても渋いお子さんだったようですね^^
大学ノート以上に大人っぽくするとなると、iPadとかMacBookAirとかを使うしかないかもですね^^

 

 

おっと、話が大きく脱線してしまいました。
炎の七番勝負では、藤井ノートの表紙と、中身が何ページか紹介され、だいたいどんな内容なのかが説明されます。

 

ノートは2冊用意されていて、初代と思われるノートの方は、藤井四段がまだ自分で字が書けなかったり、漢字が読めなかった時代のものです。

 

字が書けないのにどうしてノートで勉強できたかというと、ご本人の代わりにお母さまが書いてくれていたからです。

 

「藤井ノート」には、何が書かれていたのでしょうか?

将棋で上達するためには、将棋の「定跡」と、「格言」や「手筋」を勉強するのが早道です。

 

藤井聡太さんのお母さまが書かれた初期の「藤井ノート」には、将棋の格言が書かれています。

 

炎の七番勝負では、初期「藤井ノート」の中の、当時の聡太少年にも読めるように、漢字ではなく、ひらがなで書かれた将棋の格言が紹介されていました。

 

藤井聡太さんが将棋に興味をもったきっかけは、おばあさまなのですが、上達のために今度はお母さまが協力してくださったというのが、素晴らしいですね^^

 

「けいまのたかとびふのえじき」とか「ぎょくのはやにげはってのとく」などと、当時の藤井少年は暗唱して憶えたのでしょうか?

 

想像すると楽しいですね^^

 

問題を解いて、正解したら丸がもらえた

 

さて、藤井ノートに書かれていたのは、格言だけではありません。

 

 

藤井少年はノートに書かれた将棋の問題を解いて、答え合わせをするというスタイルでも将棋を勉強していました。

 

問題の中には多分、通常の詰将棋や必死問題もあったと思います。

 

 

印象的だったのは、タイトル戦の1局の棋譜がまるごとノートに書き写されていたページです。

 

 

炎の七番勝負で紹介されていたのは、羽生-久保の王将戦七番勝負であったと思います。

 

実際のタイトル戦の将棋から、「次の一手問題」を出題してもらい、解いていたようです。

タイトルホルダーや挑戦者という、トッププロの指した手と同じ手が思いつくかを試したわけですね。

 

正解したら自信がつきそうですね!
私もやってみようかな?

 

将棋の問題を解いて正解したら、答えを書いた部分に赤丸がもらえたようです。

 

聞き手の中村女流も、子供にとってこれは大変励みになります、というようなことをおっしゃっていました。

 

読者の皆さんも、お子さんに将棋を教える機会があったら、藤井ノートの方式を試してみてはいかがでしょうか^^

 

藤井聡太少年自身の対局の棋譜が掲載された「お宝ノート」

 

ノートは、藤井少年自身の対局の棋譜も記録するという用途でも使用されていました。

炎の七番勝負では、藤井少年が年上の少年と対局した棋譜が書かれた部分を観ることができました。

 

素晴らしい才能をもった藤井四段の少年時代の将棋が記録されたノートは、まさに歴史的に価値のある「お宝ノート」といっても過言ではないでしょう。
 

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詰将棋の創作について

 

 

師匠の杉本先生に「藤井ノート」から自作の詰将棋を出題した子供時代

 

「藤井ノート」が、「炎の七番勝負」で何回登場したかはちょっと忘れてしまったのですが、はっきりと憶えている範囲では、師匠の杉本七段が解説者だった回と、鈴木大介九段が解説者だった回に登場しました。

 

杉本師匠にとっては、藤井少年の将棋ノートといえば、藤井少年が創作した詰将棋が書かれたノートという印象が強いようでした。

 

永田アナに「藤井ノート」を見せられた瞬間に、「藤井君に詰将棋を出題されたことがあります」、「解けなくて藤井君にニヤニヤされました」、「多分そのノートにあるんじゃないかな」という言葉がでてきていましたから。

 

そういう藤井少年の思い出話をするときの杉本先生は、実に楽しそうで、これが「炎の七番勝負」の最大の魅力かもしれません^^

 

谷川先生のアドバイスもあり四段昇段までは詰将棋創作活動を封印

 

私の記憶が確かなら、藤井少年が杉本七段に詰将棋を出題したのは、小学生のときの話です。

 

小学生で、プロがすぐには解けないような詰将棋を創作できるというのは、凄いことです!

 

解く方も、6年生の時点で、A級棋士も参加の詰将棋解答選手権大会で優勝するくらいの実力で、凄すぎるのですが、創作の方も素晴らしい才能があるのですね!

 

 

ところで実は、藤井少年の詰将棋創作活動はしばらくの間、封印されていたのです。

 

詰将棋創作のための才能通常の将棋で勝つための才能別のものであり、奨励会を抜けてプロになるまでの間は、創作活動を封印するように師匠が指示したのだそうです。

 

藤井少年も尊敬する谷川浩司先生のアドバイスもあり、杉本先生はそのような指導をしたそうです。

 

実際、奨励会だけでなく、詰将棋でも活躍してしまっていたら、プロデビューはもっと遅れていたかもしれず、加藤一二三先生の史上最年少棋士記録を更新することはできなかったかもしれません。

 

谷川・杉本両先生のご判断は的確だったと思います。

 

 

四段昇段を果たし、プロ棋士となって、ついに詰将棋創作「解禁」となった藤井四段が、今後どのような詰将棋をつくっていくのか、この点も注目ですね。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

 

今回は、永田実さんの命名と思われる「藤井ノート」についてのお話でした。

 

子ども時代の藤井四段の将棋の勉強のしかたをしったとき、私は本当に感心しました。

 

ひたむきに勉強する藤井少年の姿勢とともに、才能ある子どもに大人がどういう風に協力したらいいかも考えさせられますね。

 

 

また、「ノート」とは直接は関係ないのですが、藤井四段が奨励会時代に詰将棋創作を封印していたことについても少し書きました。

やはりどんなに才能のある人でも、一つのことに集中した方が確実に成果が出せるのでしょうね。

こちらも是非参考にしたいエピソードですね^^

 

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